宜野座村議会 > 2020-06-09 >
06月09日-01号

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  1. 宜野座村議会 2020-06-09
    06月09日-01号


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和2年第5回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃              令和2年第5回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │           令 和 2 年 6 月 9 日           ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 会│  令和2年6月9日 午前10時02分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  令和2年6月9日 午後3時50分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  仲 間 信 之  │ ○ │ 9 │  當 眞 嗣 則  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  津嘉山 朝 政  │ ○ │ 10 │  伊 芸 朝 健  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   12 名 │ 3 │  新 里 文 彦  │ ○ │ 11 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   0 名 │ 5 │  照 屋 忠 利  │ ○ │ 12 │  当 真 嗣 信  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  眞栄田 絵 麻  │ ○ │ 13 │  石 川 幹 也  │ ○ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田 嗣 義  │ ○ │   │          │   ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  山 内 昌 慶  │ ○ │   │          │   ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 12 │   当 真 嗣 信     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 1 │   仲 間 信 之     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  北 城   暁                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │主     任│  松 田 聖 希                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  當 眞   淳  │村民生活課長 │  仲 間   貢  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  山 城   智  │健康福祉課長 │  平 田 義 史  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃地方自治法第121条  │教  育  長│  新 里 隆 博  │健 康 福 祉 課│  野 辺 あやの  ┃┃          │       │          │参     事│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │会 計 管 理 者│  当 真 涼 子  │農 業 委 員 会│  山 内 慶 一  ┃┃により説明のため  │       │          │事 務 局 長│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  下 里 哲 之  │産業振興課長 │  石 川 岩 夫  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │企 画 課 長│  比 嘉 昭 彦  │建 設 課 長│  河 上 正 秀  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観光商工課長 │  金 武 哲 也  │上下水道課長 │  仲 間 盛 雄  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観 光 商 工 課│  島 袋 光 樹  │教 育 課 長│  當 眞   修  ┃┃          │参     事│          │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り                          ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛            令和2年第5回宜野座村議会定例会議事日程(第1号)                                         令和2年6月9日                                         開 会 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │会議録署名議員の指名(12番・1番)                ┃┃    │        │                                 ┃┃  2  │        │会期の決定                            ┃┃    │        │                                 ┃┃  3  │        │議長諸般の報告                          ┃┃    │        │                                 ┃┃  4  │        │村長行政報告                           ┃┃    │        │                                 ┃┃  5  │        │一般質問眞栄田絵麻・伊芸朝健・當眞嗣則)            ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(石川幹也) ただいまから令和2年第5回宜野座村議会定例会を開会します。                      (10時02分) 本日の会議を開きます。 △日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、12番 当真嗣信議員及び1番 仲間信之議員を指名します。 △日程第2.会期の決定の件を議題とします。  お諮りします。 本定例会の会期は、本日から6月12日までの4日間にしたいと思います。御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(石川幹也) 「異議なし」と認めます。 したがって会期は、本日から6月12日までの4日間に決定しました。 なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付しました会期日程表のとおり、御了承願います。 △日程第3.議長諸般の報告を行います。  去る3月定例会後の報告を行います。令和2年3月16日 世界のギノザンチュ交流事業研修報告会(16:30 大会議室)  17日 村づくり美化コンクール表彰式(14:00 大会議室)  〃  「きらり☆ぎの座」認定表彰式(15:00 大会議室)  18日 海洋型健康増進施設に関する調査特別委員会(10:00 委員会室)  27日 宜野座村駐在所開所式(11:00 宜野座駐在所)  30日 第3回臨時会(10:00)  31日 令和元年度退職者辞令交付式(17:00 役場2階ロビー)4月1日 令和2年度辞令交付式(9:30 大会議室)  10日 宜野座村体育協会定期総会(18:00 中央公民館第1研修室)  21日 教育長退職者辞令交付式(17:00 中央公民館大ホール)  22日 教育長辞令交付式(9:30 大会議室)  30日 議会広報調査特別委員会(10:00 執行部控室)5月8日 全員協議会(10:00 議場)  〃  災害等に関する調査特別委員会(11:30 議場)  11日 議会広報調査特別委員会(10:00 委員会室)  13日 災害等に関する調査特別委員会(10:00 委員会室)  14日 第4回臨時会(10:00)  19日 宜野座村学力向上推進協議会定期総会(15:00 中央公民館第1研修室)  22日 議会広報調査特別委員会(10:00 委員会室)  〃  宜野座村緑化振興会定期総会(15:00 大会議室)  29日 宜野座村商工会地元産品地元企業要請(10:00 議長室)6月3日 議会運営委員会(10:00 委員会室)  4日 北部市町村議会議長会第1回理事会・定例総会(11:00 北部会館)  7日 宜野座村球技・格技大会総合開会式(8:30 かりゆしホテルズボールパーク宜野座DOME)  9日 令和2年第5回定例会(10:00) ~12日 なお、本定例会までに受け付けした陳情書並びに関係資料は、議会運営委員会に諮り、お手元にお配りしましたので御参照ください。 これで諸般の報告を終わります。 △日程第4.村長行政報告を行います。  當眞村長から行政報告の申し出がありました。これを許します。 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは、3月定例会初日以降の私の行政報告を抜粋して報告させていただきます。 なお、議長報告と重複する点もございますが、御了承くださいますようお願いいたします。 令和2年3月10日、3月定例議会初日でございまして、25日まで開催されました。16日から24日までは予算審査特別委員会が開催されております。 16日月曜日、世界のギノザンチュ交流事業研修報告会、規模を縮小して開催しています。 17日火曜日、「キラリ☆ぎの座」認定表彰式ということで初めて今年度からスタートしているところでございます。 19日木曜日、令和1・2年期のさとうきび出荷慰労会がございました。今期は4,042トンということで、前期と比較し1,061トンの減産となっております。春植えから夏植えに切替えした方が多かったということも要因の一つとして挙げられております。 26日木曜日、キャンプ・ハンセン等周辺ごみ処理施設焼却施設等)の建設工事火入れ式がございまして、試運転に向けて、ごみ焼却施設の火入れを行ったところでございます。 27日金曜日、宜野座駐在所の開所式に出席しています。また、その後北部地域基幹病院整備推進会議が14時からございまして、この会議については北部地域の民間企業や団体の代表も出席している会議でございますが、北部基幹病院の整備に向けて進めていこうということで決定されております。また同日、県議会において、全会一致で北部基幹病院の早期整備が決議されております。 29日、那覇空港第二滑走路の供用式典に出席いたしました。貨物機の駐機場のほうで、屋外で開催されております。 31日火曜日、退職者辞令交付式ということで新里隆博、当時教育課長、そしてまた岸本五穂子教育指導主事の退任式を行ったところでございます。 4月に入りまして1日に、村職員辞令交付式を行っております。 2日に、第1回新型インフルエンザ等対策本部会議を11時45分から行いましたが、本日まで計13回、本部会議を開催し、コロナ対策に取り組んできております。 10日金曜日、村体育協会の総会がございました。人数を絞った形で会議を開催しております。 15日水曜日、村内各区学童へ表敬ということで、学校休業に伴い開所をお願いしております学童クラブへお礼参りと、また取組状況などの確認を行っております。 20日月曜日、北部市町村会新型コロナウイルスに係る緊急意見交換会ということで、北部保健所など関係機関と意見交換を行っております。 21日火曜日、志良堂芳男前教育長の退任式を行っております。 翌22日水曜日には、新教育長になります新里隆博教育長辞令交付式を行いました。それから新里文彦議員の娘さんでもありますけれども、新里桐野さんから手作りマスクの贈呈がございました。また宜野座区の長浜清子さん、村の民生委員を15年間務めたということで、厚生労働大臣特別表彰がございまして、伝達を行ったところでございます。 23日木曜日、北部市町村会北部地区医師会新型コロナウイルス感染症対策に係る共同声明記者発表ということで、ゴールデンウイークを前にして北部地域への来訪を自粛するようにということで呼びかけを行ったところでございます。 27日、村農山漁村生活研究会のほうが来訪しておりまして、味噌玉の贈呈がございました。この味噌玉につきましては、学童クラブのほうに提供させていただいております。 5月に入りまして4日、中国出身の方なのですけれども、ルー・ダンフェンさんからマスク等の贈呈がございました。 8日金曜日、FAMILY COTTAGEホウオウボクが来訪ということで、惣慶区出身の仲田哲善さんからマスクの贈呈がございました。同日ですけれども、沖縄防衛局への要請ということで、5月4日に城原区で米軍関係者の飼い犬の咬傷事案が発生しましたのでその件と、また4月に入りましてヘリの騒音が続いておりますので、その2件について改善を求める要請を城原区長と一緒に行っております。 11日月曜日、村建設業者会が来訪し、マスクやレインコートなどの提供を頂きました。 13日水曜日に、宜野座中学校同窓会石川幹也議長が同窓会長でございますけれども、医療関係者へ寄附をしたいということがございまして、北部地区医師会のほうに寄附をすることになりました。この寄附金につきましては14日に北部広域のほうでお渡ししております。14日、臨時議会もございました。 20日水曜日、県の営農支援課が来訪しておりまして、挨拶、そしてまた農業大学校関係の調整を行っております。 26日火曜日、村内飲食店意見交換会ということで新型コロナウイルスの影響など、飲食店の皆さんの御意見を踏まえながら、対策についても検討をしているところでございます。 29日金曜日に、農業後継者等育成センターの総会並びに研修生の入退所式がございましたが、私のほうは身内に発熱者が出たことで急遽出席を取りやめて、副村長で対応をしているところでございます。 6月に入りまして1日、漢那ビーチの安全祈願祭を行いました。 2日火曜日に、宜野座カントリークラブのほうが来訪され、消毒液を提供頂きました。 3日水曜日、キャンプ・ハンセンの司令官が離任するということで挨拶に見えておりましたので、5月4日に起こりました飼い犬の咬傷事案の件や、またヘリの騒音などについても次期司令官に引き継ぐようにということでお願いしております。 5日金曜日に、金武酒造のほうが来訪されまして、消毒液を寄贈頂いております。 7日日曜日、村球技・格技大会の総合開会式がございまして、その後、村のフットサル大会が行われました。フットサルにつきましては、惣慶区が初優勝ということでございます。ゴルフにつきましては落雷などもございまして、延期ということになっております。 そして本日9日、6月定例議会の初日ということになります。 以上で私の行政報告とさせていただきます。なお、各課の行政報告を添付してございますので、御参照くださいますようお願いいたします。 ○議長(石川幹也) これで村長の行政報告は終わりました。 △日程第5.一般質問を行います。  一般質問は会議規則及び申し合わせ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席にて行うこととします。 通告順により順次発言を許します。 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ハイタイ、グスーヨー、チューウガナビラ。改めまして、おはようございます。元気と笑顔だけの眞栄田絵麻ヤイビーン。チューン、ユタサヌグトゥ ウニゲーサビラ。一般質問の前に少しだけ所見を述べさせていただきます。さて、2019年12月、中国において新型コロナウイルス感染症が集団発生しました。このウイルスは全世界へと広がり、人類にとって重大な驚異となり、各国がそれぞれの対策で感染拡大防止に取り組む中、日本でも4月16日、緊急事態宣言が発出され、4月20日には沖縄県も県知事より発出。全国民、県民がコロナウイルスの収束と日常の回復を目指して3密を守り、自粛生活を送ってきました。お亡くなりになった方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、感染し回復された方々には心よりお見舞い申し上げます。幸い8日現在、入院患者ゼロ、沖縄県の現在なんですが医療従事者の献身的な働きを初めとする人々の努力によって、経済活動の再開や日常生活の回復に向け、国や地域が動き始めています。沖縄県は7日現在、新たな感染者は確認されず、38日間ゼロとなっておりますけれども、しかし依然として世界は警戒、第2波、第3波の襲来に備えつつ、崩壊寸前の暮らしと経済の再建を日本、沖縄県、そして本村も同様、村民の健康と命を守り、安心・安全な生活と、地域経済全般の立て直しに向け、早急に取り組んでいかなければならないと思います。今後も意識しながら、ウイルスの拡大防止のため、換気の悪い密閉空間や多くの人が密集する場所、近距離での密接した会話、そして手洗いなど徹底し、命と健康を共に守りましょう。それでは通告どおり一般質問をさせていただきます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症に関する対応や支援についてです。(1)新型コロナウイルス感染症の集団感染による役場の機能停止を防ぐために、通常の業務も集中できない状況の中、村職員を2班に分けて業務を行ったことは承知している。この業務体制で村民への対応や、あらゆる業務に影響はなかったか伺います。また、日々対策に奮闘する職員が万が一感染した場合の感染予防と安全対策、村民への対応について伺います。(2)本村独自の支援について伺います。(3)地域経済への影響が深刻化している中、中小企業、個人事業への対応や支援について伺います。(4)休校に伴う児童生徒の心身の健康ケア対策について伺います。 それでは2点目、宜野座区村道中原線道路改良工事についてです。(1)宜野座区村道中原線は、沖縄振興公共投資交付金で国道のアクセス性を目的とした事業となっているが、中原線のこれまでの事業経緯と進捗状況について伺います。 3.第13回県議会議員選挙についてです。(1)任期満了に伴い6月7日に県議会選挙が行われたが、選挙の結果について見解を伺います。以上、誠意ある御答弁をユタサルグトゥ ウニゲーサビラ。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは眞栄田絵麻議員の一般質問にお答えいたします。 まず1点目の新型コロナウイルス感染症に関する対応や支援についてでございます。(1)村職員を2班に分けての業務体制で、村民への対応や業務に影響はなかったかについて、お答えします。4月15日付、沖縄県企画部長より、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のための出勤者の削減について通知がございまして、村では4月20日から5月15日まで職員を2班に分け、出勤日をずらす業務体制を実施いたしました。実施に際しましては、村民への周知をチラシ、防災無線、SNS等で行った上で実施し、現在把握している限りでは大きな影響はなかったものと考えております。次に、万が一職員が感染した場合は、感染した職員に就業禁止措置を取り、医療機関、保健所の指示に従い、入院または県が用意したホテルで療養することとしています。また、感染した職員から各課長が電話等で聞き取りを行い、病状の経過等を確認するとともに、職員の行動歴により、職場では接触者リストに記載された要件のうち1つでも該当するものを自宅待機リストに掲載し、直ちに自宅待機を命じ、最終接触日から2週間、自宅待機の措置を取ります。住民や職員の二次感染を防止するため、庁舎につきましては罹患職員の行動範囲を確認し、関係箇所を閉鎖し、消毒を行った後に業務を再開することとしております。 2点目の村独自の支援策についてお答えします。村の主な支援策は14事業あり、総事業費は8,010万9,000円でございまして、そのうち5,967万7,000円を国の令和2年新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することとしています。内容につきましては、感染症対策として全村民へ配布するマスクや公共施設で使用する消毒液、非接触型体温計を購入する新型コロナウイルス感染防止対策事業。また、公共施設や村立学校に設置する次亜塩素酸水生成器等を購入・設置する災害対策事業及び感染症防止対策事業がございます。また、生活支援対策としましては失業等により収入が減少し、生活困窮した世帯を対象に10万円を給付する生活再建支援給付事業、経済的に影響を受けている児童生徒の食材を現物支給する就学援助認定世帯等食糧支給事業、認可保育園及び村立保育所の3歳児以上の保護者に副食費減免を行う児童福祉総務事業、村立幼・小・中学生の給食費を減免する幼・小・中学校給食費減免事業、それから村民、公共施設を除く事業所の水道基本料金を減免する上下水道事業費補助事業、それから農業者支援対策として、農水産物の県外輸送費の20%を補助する農水産物県外輸送費補助事業、このほかにも経済対策事業として4事業を実施しておりますが、(3)の事業者の支援で答弁いたします。 (3)中小企業や個人事業への対応や支援についてでございますが、所管する観光商工課のほうで二度にわたり事業者向けにアンケート調査を実施し、商工会、観光協会加入の53者から営業状況や意見、要望等の確認を行いました。この結果を踏まえ、支援策について協議を重ねてきました。まずは観光客の大幅な減少により、経済的な影響を受けた事業者として宿泊業、観光客を対象とするその他の娯楽業を対象に、前年度比売上げ減少により10万円、または20万円の支援金を給付する感染症関連緊急支援事業を創設しております。また、学校などの休業措置、外出自粛要請、3密回避行動により経済的な影響を受けた事業者として飲食業、サービス業から理・美容業、運転代行業、歯科医業など、専門サービス業、小売業のうち弁当販売を主とする事業者、情報通信業のうちビデオ製作業を対象に前年比の売上げ減少率、2週間以上の減少率や2週間以上の休業により10万円、または20万円の支援金を給付する感染拡大対策緊急支援事業を創設しております。ほかにも営業を再開する飲食店が新型コロナウイルス等感染予防対策に要した経費として、一律3万円を給付する宜野座村感染症対策推進支援事業を創設しています。さらにコロナ感染症の影響による経営環境の変化に対応するため、村商工会では6月から9月までの4カ月間、社会保険労務士及び中小企業診断士を配置して相談窓口を開設し、経営相談や国・県が打ち出した支援事業の申請手続などのサポートを行っています。また、今回支援事業の対象とならなかった事業者については、サージカルマスクを配付いたしております。そのほかにも、消毒液として有効とされています次亜塩素酸水の無償提供や、役場職員が昼食に村内飲食店を活用する際、店内で3密を避けながら営業を支援する目的で、お昼の休憩を時差で取れるようにしております。今後も経済情勢など状況を見極めながら、必要なところに必要な支援ができるように努めてまいります。質問1点目については以上でございます。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 4点目、休校を伴う児童生徒の心身のケア対策について、眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 臨時休業期間中に伴う児童生徒の心身の健康、心のケアについて、文部科学省からの新型コロナウイルス感染予防ガイドラインには、学級担任などを中心として電話などを通じ、臨時休業に伴い、自宅で過ごす児童生徒及びその保護者との連絡を密にし、休業期間中において必ず定期的に児童生徒の心身の健康状態を把握することとされております。さらに要保護、準要保護の児童生徒に関しましては、在宅時間が大幅に増加することに伴う児童虐待のリスクなども踏まえ、電話、家庭訪問などで定期的に児童生徒の状況を把握することとなっております。それらを踏まえ教育委員会としましては、各学校へ村ガイドラインの配付や臨時校長会での児童生徒の状況を報告するよう指示しております。今回の臨時休業中に各学校が行った取組としましては、学級担任による家庭への電話連絡や家庭訪問での児童生徒の様子、家での過ごし方、困り感、不安感などの把握に努めております。また、各学校で登校日を設け、直接担任と顔を合わせることで、児童生徒の表情や身体的な異変などがないかの把握にも努めております。今回の臨時休業期間中においては、幸いにも児童生徒の困り感や不安やストレス、児童虐待などの報告はございませんでした。さらに、よいお知らせとしましては、昨年度まで不登校だった小学校6年生と中学校3年生の児童生徒が、学校登校日に朝から登校していたとの報告を受けております。しかしながら、児童生徒の中には少なからず新型コロナウイルス感染に対する不安や悩み、誤った知識を持つ児童もいると考え、教育委員会としましては学校再開に当たり県教育長より提供のあった保健指導に関する資料を配付し、次のことを各学校に徹底指導するよう周知しております。1点目、各学校再開時に各学級で担任と養護教諭が連携し、保健指導の徹底を図ること。2点目、各学級で誹謗中傷などの差別的な言動や行動をしないなど、SNS上における誹謗中傷などの差別も含めた人権教育の徹底です。学校再開後、5月26日に行われました臨時校長会で上記の指導についての聞き取りを行った結果、全ての学校で指導実施済みの報告を受けております。主な指導内容としましては、児童生徒の発達段階を踏まえ、画像や動画などを活用し、分かりやすい資料を作成した上で指導を行っております。また午後の時間を活用し、担任と児童による個別の教育相談を行い、心身の悩みや不安、学習に関する不安などへの把握にも努めております。このように先生方一人一人が児童生徒に寄り添うことで、児童生徒の不安や悩みなどを解消し、通常の楽しい学校生活に戻れるよう、各学校で取り組んでいるところでございます。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 2点目の村道中原線道路改良工事の経緯及び進捗についてお答えします。本道路は平成20年度より平成29年度にかけて国土交通省補助の社会資本整備総合交付金事業により、旧国道329号から宜野座漁港までの総延長1,518メートルが施工され、その後、新国道の開通によりアクセス性の機能を回復し、所期の事業目的を達成するため、平成30年2月に概略設計を作成。同年5月15日、沖縄県へ要望書を提出し、平成31年1月15日、国土交通省より事業が採択され、同年4月1日交付申請を行っております。また、事業認定をいただくために平成30年11月19日に宜野座区行政委員会へ説明を行い、地元同意も確認できたため、平成30年12月14日の本村議会において、村道認定の議案を提出し、同意をいただいたところでございます。その後、令和元年5月28日、宜野座区行政委員会に本道路の事業着手等説明を行い、以後5月31日に国より事業承認がおりまして、委託業務等の発注準備に入り、11月12日測量業務の発注を行いました。その後、11月29日には第1回目の住民説明会を実施、第2回目の説明会を12月26日に行い、令和2年2月20日、第3回目の住民説明会を開催。その結果等を踏まえ、3月4日と5月21日に宜野座区行政委員会へ状況説明を行っているところでございます。今後の予定といたしましては、6月中に第4回目の住民説明会を予定しており、その後は地権者の方々との個別交渉を進め、令和2年度の予算決議をいただいております詳細設計、実施設計、補償調査業務等を実施していく予定でございます。 次に、3点目の第13回県議会議員選挙についてお答えいたします。過去の定例会においても選挙に関連する質問がございまして、このように述べてまいりました。私の見解としましては、選挙の際の投票行動に関しては有権者それぞれが自らの判断基準で投票行動を行っているとの趣旨で答弁させていただいております。今回の県議会議員選挙については、国頭郡区定員2人に対し、4人が立候補しました。候補者の出身地は本部町、金武町からそれぞれ2人となっております。結果としましては、平良昭一氏と仲里全孝氏のお二人が多くの有権者の支持を得たということだと理解しております。当選されたお二人には、それぞれの掲げた政策を実現できるように、県政の場で活躍してほしいと思いますし、また私としましても、本村並びに北部地域の課題解決に向けて連携していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 御答弁ありがとうございました。 新型コロナウイルス感染症に対する対応や支援について、御質問をさせていただきます。さて、沖縄県において新型コロナウイルスの影響による、観光客の激減で、リーディング産業のこの観光産業が大変大打撃を受けて、宿泊とか、それから飲食、そして運輸業とか小売、そして旅行業など、関連事業者の経営と雇用。そして地域経済への影響が宜野座村でも大変深刻となっております。本村でもイベントの自粛、それから休業などの影響と、あらゆる分野の波及、そしてそのような危機的な状況に直面しながらも、村民の命を守り、感染予防対策を強化し、村民の安心・安全を維持するために、精神的負担の軽減。そして一律の給付金の対応も県内でいち早く対応してくれた職員の皆さんの取組には、本当に心から感謝したいと思います。また、1人の感染者も村内から出さず、いろんな対策に取り組んで頑張っている姿に敬意を表したいと思います。本当にお疲れさまです。引き続き頑張っていただきたいと思います。 そこでなのですが今回、村長からの答弁もありましたように、本当に何事も支障がなく、流れも大変よく、皆さんは頑張っているという答弁を聞いて、すごく安心いたしました。どうしても1波、2波が来たら大変困りますので、皆さんも普段から警戒していると思うのですけれども、ビニールでやっている姿を見ると本当に大変だというのをすごく感じておりますが、それでもやはり一人一人が安心・安全で、そして健康に気をつけて、誰一人とコロナウイルスにかからない体制づくりというのは、やはり村民、それから皆さんの仕事の中でも大変必要だと思っておりますので、その点はとにかく頑張っていただきたいと思います。新型コロナウイルスの予防として国が示した、この新しい生活様式なのですけれども、皆さんの現場では戸惑いはなかったのでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。
    ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 今回のこの新型コロナウイルスの感染拡大につきましては、初めてのことでございますので、誰も経験したことのない事態でございます。ですから、その対応についても大変苦慮している中、また眞栄田議員から先ほど取組についてお褒めの言葉を頂きました。大変励みになります。ありがとうございます。新しい生活様式のほうが国から示されておりますけれども、やはりこれまで会議の持ち方だとか、お互いイベントの持ち方、さらには民間のほうになりますと飲食店の形態など、3密を避けるというようなことなど、やはり正直戸惑いはございます。ただ、今後第2波、第3波というのが必ず来ると言われている中で、コロナウイルスを封じ込めるということも難しいだろうと。経済を回しながら、感染対策もしながらやっていくという流れの中で、コロナウイルスとの共存というのが必要だというふうに言われておりますので、そういったことも意識しながらやらないといけないというふうには思うのですが、この取組が100%、こういうふうにやれば大丈夫ですよという話と、経済のバランスと、それをどう取るかというところが大変難しくて、答えがなかなか見つからないところがございます。そういう意味では戸惑いながらであるのですけれども、ただやはり経済活動も進めながらというようなことなので、できる手洗い、手指消毒だとか、また飛沫防止だとかマスク着用、咳エチケットの徹底など、そういったできるところからしっかりとやりながら、また感染が広がるような状況がございましたら、しっかりとブレーキをかけるということも考えながら、今取り組んでいるところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) やはり戸惑いはありますよね。私たち自身も戸惑いはあります。しかしそれに、今先ほどおっしゃったように共存をしていかなければいけないこのコロナウイルスなのですが、目に見えないからこそ、余計に注意が必要だし、また注意喚起も皆さんからどんどん伝えることも大事だと思っているのです。 そこで、独自の支援とか14項目、村長のほうから細かに説明をしていただいたのですけれども、一番喜んだのは、私自身もそうですが多分村民の皆さんも、この宜野座村が沖縄県で初めていち早く10万円の給付金の手続きをさっさっさとやってくれた。そして各公民館でも相談に乗ったりして、早めにその対処をしてくれたというのは本当に皆さん喜んでおりました。それで、その特別定額給付金の10万円に関してなのですけれども、進捗状況だけお願いできないでしょうか。 ○議長(石川幹也) 下里総務課長。 ◎総務課長(下里哲之) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 6月8日現在の進捗状況でございますが、給付受付済み世帯が2,505世帯。これは96.3%の方が申請されております。支給済み世帯ということで2,390世帯、これは支給率で93.3%ということでございます。残りが96世帯ということで、現在この名簿を確認しながら、申請が困難なのかとか、そういったところを分析しているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 本当にすばらしいですね。これだけやはり皆さんせっぱ詰まって、どうしても生活の資金が必要ということで手続も早めに済んだかと思うのですけれども、その件について、あと95世帯でしょうか。今申し込みされていないのかどうかなのですけれども、その人たちの内容というのでしょうか。やはりできないものというのもあるのでしょうか。例えば申請しても、もちろん私たちから見れば、この国のお金からやはりもらうべきではないかと思うのですけれども、どうしてもその手続ができなくて、もらえないということもあり得るのでしょうか。 ○議長(石川幹也) 下里総務課長。 ◎総務課長(下里哲之) お答えいたします。 残り96世帯ということで、現在支援が必要な方なのか、ただ遅れている方なのかということで、ちょっと中身を確認しながら、今後はまた健康福祉課と調整しながら支援をしていこうということで考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 全員に行き渡るようにしたいものですね。 ちょっと戻ってしまいますけれども、職員の皆さん、先ほど行動のリストがあるのでしょうか。村民の行動も、例えば皆さんと接しますよね。そのときに村民の皆さんもお名前とか、住所とか、その時間帯とかという記録もやっているのでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 これは役場職員に限らず、感染者が例えば村内に発生した場合には保健所のほうが対応します。役場のほうは基本的な対応というのは、この感染した御家族が役場に情報を公開してほしいとかほしくないとか、そういうようなことがあった場合に、まずはこの本人、家族の判断がありまして、その方が情報を公にあまりしてほしくないというようなことになれば、我々としても情報というのはある程度、誰がとかというのは分からない。役場にもそういう通達はないです。ただ、宜野座村に発生しましたという情報は入るのですけれども、その感染者の行動履歴については保健所のほうが調べていくことになります。ただ役場職員に関しては、我々は業務をしていますので、同じ職場で一緒に仕事をしているメンバーは誰だったのか、近くにいたのは誰だったのか、会議に出席したのか。そういったことは、やはり我々のほうも把握して、二次感染を防がないといけませんので、そういった対応は必要ですから、役場職員が感染した場合には行動履歴というのは追っていきますけれども、役場職員がまた地域の皆さんと出会っていろいろとスポーツをしたとか、いろんな飲み会をしたとか、そういったものについては保健所のほうが基本的には調べるというようなことになろうかと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。ほかの地域では、職員との接する地域の方がいますよね。そのときに、受付のほうでお名前と住所を書いて、誰々といついつ接したということを記録しているところもあったものですから、だから宜野座村もやっているのかと思ってお聞きしたのですけれども。 ○議長(石川幹也) 下里総務課長。 ◎総務課長(下里哲之) 引き続きお答えいたします。 確かに市町村によっては、来庁者名簿というのを作成している市町村もございます。村の対策本部会議におきましても、来庁者の名簿の設置が必要なのかを協議して、蔓延期に当たった場合、こちらについては設置するということで取り決めておりましたが、まだ宜野座村においては感染者が出ていないということで、来庁者名簿の作成は今のところ行っておりません。今後の状況次第では、また新たに設置して来庁者名簿を作るということも検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 説明いたします。 基本的には営業活動とか、そういったものは不要不急の外出などで、挨拶などについてはお断りしている状況がございましたので、そういう状況においては地域外の皆さんというのは基本的にお断りする形になっていますので、来庁はしない。ただ、来庁する方は大体地域の方々ですので、例えば申請業務があるにしても、やはりそういった方々の名前は把握できますので、そういったものも確認はできますので、宜野座村の人口規模では、これまでの段階で名簿を作成する労力というのか、そこに人を配置するのもまた大変ですので、そこまでは現時点ではしないでおこうということで会議で取り決めしました次第でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) いろんな方向から皆さんが話し合って、そして対応をしているということがよく分かりました。とにかく見えないからこそ余計にいろんなところから注意をしていかないといけないというのが、やはり私たち一人一人がそういうのを不安に感じているだろうと思っているものですから、いろいろとその件に関しても、どうかまた頑張っていただきたいと思っております。 そして地域の経済の影響も、先ほど村長からも答弁がありましたけれども、宜野座村ももうどこへ行っても、本当に観光客もいるわけでもありませんので、またそこに密集するわけでもありませんので、買い物をする方も少ないですね。その中でちょっと宜野座村の飲食業の皆さんが、これはチラシが配布されていたのですが、その前に村長のほうも本当に率先して、その飲食店に「頑張れ」と言って一生懸命激励して、商品を買ったりとかということをやっていたと思います。私は、それはインターネットとかフェイスブックで見て、「あ、そうなんだ」ということを知って行ったのです。ところがほとんどの方が知らないのです。だからそういった周知というのは、どのようにしていたのか。私はこれ、最近チラシを見たのです。6月に入ってからです。ですから、その前にそういうことをどうしてしなかったのかと疑問に感じたものだから、その件についてはどうなっているのでしょうか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (10時52分) 再開します。               (10時53分) 島袋観光商工課参事。 ◎観光商工課参事(島袋光樹) 6番 眞栄田議員にお答えします。 今の飲食店の応援大作戦の件だと思うのですけれども、5月21日に県の休業要請が解除されたことを受け、村内の飲食店が営業再開に向けて動き出したということがありましたので、その営業再開した店舗の情報をまとめきれたのがその時期だったというのが一つあります。そういった店舗が開いてきた状況を踏まえて、この告知を、村役場職員も時間差で利用しますという周知をしながら、チラシのほうに掲載させていただいた経緯がございますので、タイミングとしては記事の発出は適切だったのではないかと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) では個人差があると思うのですけれども、私はフェイスブックで見てさっと行動をしたのですが、でも実は知らない方がほとんどなのです。応援したくても、ただ口コミで「私はこうして買ってきたんだよ」、「そこに行ってきたんだよ」、「応援しようよ」という声かけはしました。だけれども、ただチラシを見る人と見ない人がいるということ。私はやってもらいたいと思ったのは、もちろんこれは提案ではあるのですけれども、何かもっといい方法として、例えば一カ所に、商工会議所のあの広場でもいいのですがテントを張って、そこでもこういったことをやっていますという、その飲食店がいて、そこでぱっと売れるようにパックして売れるような対策もできたのではないかというのもあるのですけれども、その点はいかがでしょう。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 今の御質問と、この応援大作戦と少しずれがあるのではないかと思うのがありまして、それについては私どもがフェイスブックでアップしたり、どこどこでテイクアウトしましたという情報と、これは少し違うのです。これはお昼の利用というものなので、お昼の飲食店がもう開業し始めたというタイミングで出したのが、このものなのです。この開業を始める前に、ほとんどが営業を停止している状況の中でテイクアウトをやっていますよというところも、不定期だったり、その都度販売しますとか、その日に限って販売しますとかということであったものですから、なかなかチラシとしては出せないような状況はあったのかと思います。 また、もともと飲食店自体が閉まっているというのも、人が密にならないように閉めていますので、例えば商工会の事務所の前にこういった業者を集めてやると人が集まるではないですか。密になるわけですよね。やはりそれを避けないといけないということで、なかなか一カ所に集めて、こういうことをやっていますということで人を呼ぶというのは、ちょっと難しいのかというふうには感じております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) そうですね、村長。村長の答弁どおりです。だから結局、とにかく私たちとしては応援してあげたいという思いが強くて、後で密になったら困るとかそういうことを考えるのですけれども、しかしもう大変な状況ではあるのですが、とにかく一人一人が助け合い、支え合い、励まし合いながら、これを乗り越えていけたらいいと思います。もうちょっと時間も迫ってきておりますので、ちょっと私が一番重要にしているのが、休校に伴う児童生徒の心身の健康のケアについて、少しだけ時間を取りたいと思います。ありがとうございます。 学びの場である学校は、子供たちの元気な声とか、それから笑顔あふれるところ、そして平常どおり学校で友達と遊べる機会を取り戻して、とても喜んでいる姿が目に浮かぶようなのです。ですから、それでもやはり登校できない状態が長期間続いて、子供たちの学習の遅れとか、それから運動不足とか、それからストレスの増加など、心身の健康を大変私は心配しておりました。今教育長のほうから状況を聞いて、少し安心している部分もあります。しかし、心の不安定な状況というのは様々な形で現れるものだと思います。例えば体調を崩したり、感情が不安定になったりとか、それから十分に睡眠が取れなかったり、子供たちは長い休校で崩した生活のリズムを取り戻すのに大変時間がかかるのではないかと私は思いますけれども、教育長はどのように捉えておりますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 先ほど答弁したように学校のほうでしっかり対策をしているところではございますが、現在3週間ほど経過している状況の中では、大きな問題点は報告されてはいません。しかしながら、指導も行ったにもかかわらず、それでも不安や悩み等を抱く生徒がいる場合には、教育委員会から派遣されますスクールソーシャルワーカーを活用して、その辺の対策に当たりたいと考えているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 多分まだ子供たちのその不安とか感情とか、そういった体調というのは、先生方も一人一人に寄り添って一生懸命観察もしているようですし、またお話もしたり、また中から感じるものもあるだろうと思います。だから先生方も大変だと大変思いますけれども、しかし一つだけ、その子供たちに対してのアンケートといいますか、今何を悩んでいるのか、どんな状態なのかということも、そのアンケートを取ったのか、それともこれから取るのか。ちょっとお聞かせください。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 現在アンケートは取っておりませんけれども、先生方が一人一人と面談をして、児童生徒の不安感等を確認しているところでございます。先ほども申し上げましたけれども3週間の段階では、そういう聞き取りの中でも大きな問題点は報告されておりませんけれども、またこれから段々経過していくうちに、そういうのも出てこないとも限りませんので、そこはしっかり児童生徒を観察しながら、ちょっとした変化でも見逃さないような体制でケアしていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 校内でクラスターが発生する事態は、やはり何としても避けなければならないと思うのです。ですから、どうすれば児童生徒が安心して学校生活を送ることができるかということを最優先に考えて、柔軟に対策も考えておかなければならないと思っているのです。ですから、これは5月13日の沖縄タイムスの記事なのですけれども、これはアンケートを取っているのです。そのアンケートの中で、小・中・高生に対してですけれども1,600人の回答を得ているのです。困り事や心配事、友人に会えない寂しさ、それから生活習慣の乱れ、そして学習の遅れに対する不安を挙げる子供たちがたくさんいたのです。その中でも、長期休校がもたらすストレスとか、不安がとても深刻化されておりまして、中学2年生の子がこんなことを言っているのです。「一日中家にいても何もすることがないから、夜遅くまでゲームをしてしまう」。そして「お母さんに宿題をやりなさいと言われるけれども、やる気が出ない」、これは小学校6年生が答えています。そして「学校から出された宿題の解き方が分からないから進まない」、これは高校生が言っています。「どんどん休みが増えてやることがない」、これは中学1年生が言っています。そして「家にずっといると、精神的におかしくなりそう」と言っています。それからこの間ですけれども、本土のほうですが自殺した子がいました。このことも中学2年生が「死ぬことについて、よく考える」と言っているのです。だから精神的に追い込まれている子供たちが大勢いるということです。ですから早めに子供たちのアンケートを取っていただいて、早く対処できるような方法をお願いしたいと思いますが、その点についていかがでしょう。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 アンケートの件なのですけれども、来る16日に校長会を予定しておりますので、校長会の意見も踏まえながら検討していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ぜひ検討していただきたい。検討で終わらないでくださいね。ぜひ実行していただきたいと思います。とにかく子供たちは国の宝です。だから本当に精神的なもの、心身の異常を来すと、本当に私たち村民にとっても大切な子供たちに、そういう思いはさせたくない気持ちでおりますので、ぜひ先生方にも御協力いただいて、大変だと思います。本当に大変だと思いますけれども、ぜひお願いいたします。もう一度よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 検討してまいりますが、現在でも面談をしながら聞き取りのアンケートという形になるのですけれども、ちゃんとした質問はないのですが聞き取りをしながら、しっかりメモを取りながら子供の状況を把握しております。さらにまた議員がおっしゃるようにアンケートとかが必要であれば、先ほど申し上げましたとおり校長会等の意見も踏まえながら、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) なぜ私が何度もアンケート、アンケートと言うかというと、もちろん面談も大事です。だけどその面談の中で、子供たちは本当に正直に言うのか言わないのか、それは分からないのです。だからアンケートで言える部分もありますので、その点もやはり一つの情報として取り入れたほうがいいのではないかということで提案しました。そういうことです。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 では、前向きに検討させていただきます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よろしくお願いいたします。では、以上でその件については終わります。 続きまして2点目、次は宜野座村道の中原線道路改良工事について、今答弁もいただきましたけれども、その件について私も何度か説明も聞きました。私はこれに反対しているとか何とかではなくて、今現在、地権者の方と、それからすぐ側から道路が通るという、地権者ではないのですけれども関係者の方がいらっしゃる。その方たちのやはり不安というのもあって、安全面もそうですけれども、まだ納得しないということがあって、私はそのメリット・デメリットといいましょうか、その点をもう少し詳しく聞きたくて、今回質問しております。その点お願いできますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この道路につきましては、戦後の沖縄復興計画に基づいて整備促進してきた幹線道路でございまして、松田で言えばサー原線だとか、そういった道路に該当してきますけれども、この事業については平成20年度より事業が開始されていまして、当時の村の広報ぎのざの4月号に村の施政方針の中でもうたわれておりますけれども、道路は社会活動を支える最も基礎的なインフラであるということ。そして文化、福祉、スポーツなどの活動や交流の拠点である中心地の宜野座区の中央線を国土交通省の事業により整備していくことと掲載されております。また平成21年度に村内の各家庭にお届けしております宜野座村の予算というのがありますが、その広報紙にも宜野座漁港から国道329号、さらに新しい宜野座バイパスまでのルートも公表されていまして、村としては事業の手続を進めてきた次第です。いわゆる今、宜野座村の中心地であります宜野座区の通りからいくと、幹線道路がどうしてもないというところで、特に今宜野座高校の送迎だとか、そういった際にも古島線だとか、その学校周辺の交通量もかなり増えているような状況もございますので、やはり村としましては行政委員会の手続を踏まえた上で、また議会の村道認定を踏まえた上で事業を申請し、それが採択されて今事業を進めておりますので、やはりそういう意味では宜野座区の発展を含めて、本村の中心地の環境整備という上でもメリットはあるということで進めてきた経緯がございますので、そのあたりについてはぜひ理解をしていただければと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 20年前の話から、この中原線は事業経緯として…平成20年から10年ですね。ですから、これは私もあまり耳にしたことがなかったものですから、詳しく知らなかったのです。その地域の皆さんからそういう相談をもらったときに、私はびっくりしたのです。そんなにまでここは道を造らなくても、私たちは普段通っているものですから不便さも感じませんし、別にそこまでやる必要はあるのかとすごく疑問があったものですから、一応は流れを聞いておりますと、どうしても造らなくてはいけない状況だと聞いたのですが、そのどうしても造らないといけないという状況をちょっと御説明お願いできないでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 これは道路整備に限った話ではないのですけれども、例えば国の補助事業を活用する際に、やはり地域の皆様だとか、そういった皆さんの意見を聞いた上で了解が得られないと、やはり事業が採択されても事業実施ができないというようなことになっては困りますので、まずはやはり地域の皆さんの理解を得た上で事業というのは進めていくというのが前提です。今回のものについても行政委員会の理解を得たり、また議会の村道認定という手続を経て了解を得ているという形で我々としては認識しておりまして、それを踏まえた上で国への事業を申請し、それが採択されているというような状況の中で、やはり事業ができませんというようなことで、また国にそういう形になると、やはり今後の事業運営にも支障を来しますので、そのあたりについてはぜひ地域の皆様の御理解を得ながら、整備については進めていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 今まで説明を受けていると、ちょっと疑問があるのです。その前にもそういう話があったということを聞いております。その10年前の話も。だから表に出てきたのがこの10年間の間だと思うのですけれども、20年前にもそういう話があって、突然バイパスができたために、どうしてもここを造らないといけないという説明を受けたのですが、ただ私が言いたいのは、ここを利用する宜野座区の皆さん、そして村内の皆さん、そして地権者がいらっしゃる、またその地権者ではないけれども、自分のヤーヌメーから道が通るために、もううるさくなるのではないかとか、いろんな不安があるわけです。だからそういう人たちになぜ前から、突然ではなくて、以前から少しずつ少しずつ理解をやった上で工事をするものではないかという私の考えです。だから、それが私は皆さんの説明を聞いていると、何かちぐはぐなような感じを受けたものですから、その点について、私は課長からいろいろ話は聞きましたけれども、課長としてはどう思っていますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えします。 私もすみません、去年の4月から建設課に配属になりまして、十数年ぶりにまたこの建設課の道路に関わってきて、今回絵麻議員の御質問のおかげで20年前の資料を全部掘り起こして、今勉強しているところですけれども、この事業は今村長からもありましたとおり沖縄県の広域道路整備計画、そして沖縄県地方道路計画等に基づいて、宜野座村の道路網整備計画というのがつくられてきて、その中に位置づけされている1級村道でございます。これは歴代、仲程村長とか、伊藝 宏村長とか、東村長とかが受け継いできて、この整備を進めてきている宜野座村の道路計画なのですが、その中でやはりこの宜野座村の中心地であるこの宜野座区の発展、そして宜野座の模範となるような道路をこの1級村道の中原線で造ろうということで整備してきておりますので、前にも申しましたけれども費用対効果、私たちはやはり事業を進めるためには国のいろいろな制約がございますので、その中で計算もしたり、検討もして進めてきた中で、この間の説明と同じなのですけれども、今のこのルートが一番最適という結果に至っているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ルートは3ルートありましたけれども、どうしても問題になっているところは引っかかってしまうということを聞いております。しかし私も再三言いたいのは、何か6月中には住民説明会があるということを聞いておりますけれども、本当に丁寧に心から、そして皆さんが納得するような説明をして、そして了解を得て造ったほうがすばらしい道路ができると私は思っております。ですからそういう件で、本当に皆さんの誠心誠意の説明会と、それからその道路に関するメリット・デメリットをいろんな面から話して、歩み寄って解決するような方向に持っていただきたくて、今回は質問とさせていただきました。ということで、もう時間もありませんから次にまいりたいと思います。 次は第3回県議会選挙についてなのですけれども、6月7日の投開票をされた県議選、今回の選挙は世界がかつて経験したことのないコロナ禍の中で迎え、沖縄の将来を決める選挙となりました。そして辺野古新基地建設反対を訴える与党側に対し、野党の自民党が一日も早い普天間飛行場の危険除去のため、容認の姿勢を全面に打ち出し、対立軸は鮮明で、最大の争点ではなかったかと私自身は思っております。しかしながら、何やかんや言っても反対の民意を示されたことには間違いないです。これからが勝負どころだと思っております。しかし、今日の菅官房長官のコメントで、辺野古問題は理解されたとか、進んだとかということで言っておりましたけれども、でもアンケートで玉城県政のコロナ対策の評価も高いものがありましたし、しかしこれは玉城県政の、私たちもそうですけれども、この辺野古問題については絶対に諦めずに、そして国政との戦いだとも思っております。諦めないで頑張りたいと思っております。そのほか、新型コロナウイルスの感染症対策とか、それから医療、福祉、経済振興対策なども争点になったと思いますけれども、しかし玉城県知事を支える与党が45議席と占めて、過半数を維持しております。辺野古の新基地建設に対しては反対が大勢を示し、改めて多くの県民が「辺野古NO」を突きつけたと私は思っております。政府はこの結果を重く受け止め、断念すべきだと思いますけれども、しかし政府は4月16日から中断していた工事も、また週内には再開するという方向で検討しているようです。辺野古に使うこんなお金があるなら、コロナで苦しむ国民とか県民のために使ってほしいと思うのは私だけではないようです。何と2兆5,500億円かかるそうです。そして危険と言っている普天間の件なのですけれども、でも12年も13年も私たちはその危険をそのままに放置しているのか。何か矛盾する点がいっぱい多過ぎて、ちょっと理解できないのですが。 最後に、村長はこれから3期目を迎えます。3期目の立候補を表明されました。その辺野古問題の姿勢ですけれども、3期目はどのような姿勢で臨むのでしょうか。その点だけ伺いたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 辺野古移設の問題につきましては就任以来お答えしてきましたけれども、本村にも大きな影響があるということは十分認識しておりまして、私としましても県外移設、国外移設のほうが望ましいというふうには思っております。ただ、今国と県と係争中でございますし、やはりこれまでの流れの経緯もいろいろとあります。それを踏まえて、やはり我々行政運営をしていかなければならないという現実もございますので、そういう意味では今後とも国や県の動向を見ながら対応していくしかないだろうと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 時間となっておりますけれども、とにかくいつもの答弁ではございますが、3期目もどうぞ頑張ってください。以上、私の一般質問を終わらせていだきます。ありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで眞栄田絵麻議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (11時21分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (11時37分) 順次発言を許します。 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 議長のお許しを得ましたので、さきに通告いたしました2点についてお伺いしたいと思います。 まず初めに1番で、民生委員と児童委員について。民生委員は児童委員に充てられるものとし、地域の状況把握に取り組み、活動に苦慮されていると察します。その職務は多岐にわたるが、選任されました皆様方の今後の御活躍を期待するものであります。よって、活動の基本的な考え方や取り組みについて質問をいたします。(1)職務内容と活動状況の現状と課題は。(2)組織体制は。(3)村社協への支援について。 2番目に、農業委員会の制度と運営関係について、お伺いします。農業委員等に関する法律で農業委員と農地利用最適化推進委員において農地賃貸契約が実施されております。その職務の活動状況について、お伺いします。(1)農業委員の現状と問題点はありませんか。(2)農地利用最適化推進委員の現状と課題は。農地利用状況、それから意向調査について。(3)農地中間管理事業の活用は。(4)村農業委員会だよりを村広報に掲載してはどうかということでございます。以上、御質問いたします。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (11時40分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時16分) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 今日、質問を2点出しておりますけれども、農業委員会の制度と、それから運営関係についての(1)(2)(3)については、本日保留していただきたいと思います。理由につきましては、今日急遽思いついて、これは村長のほうで答弁するのはどうかと何名かにお諮りしましたら、やはりこれは農業委員会の会長が答弁すべきではないかという大方の声がありましたので、また先ほど委員会室においても話し合いをしましたところ、これは村長所管の業務ではないということで、この3点については次回の議会において質問をしたいと思います。この(1)(2)(3)については、本日保留します。(4)についての村農業委員会だよりを村広報に掲載してはどうかということについては、本日説明をしていただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは伊芸朝健議員の一般質問にお答えします。 まず1点目の民生委員と児童委員についてでございますが、(1)の職務内容と活動状況の現状と課題について、それから(2)の組織体制などにも関連しておりますので、まとめてお答えいたします。まず民生委員、児童委員は社会奉仕の精神を持って、地域の福祉向上に取り組むボランティアでございます。その職務の重要性に基づき、厚生労働大臣から委嘱を受けて活動を行っているところでございます。市町村ごとに定数が定められ、宜野座村は12名の民生委員、児童委員、そのうち2名の主任児童委員が活動をしています。そして全ての民生委員、児童委員は、宜野座村民生委員児童委員協議会に所属し、活動をしております。また、宜野座村民生委員児童委員協議会の会長、副会長、幹事については、委員の互選により選任されております。職務内容は、民生委員、児童委員は常に住民の立場になって相談に応じ、必要な援助を行うことを役割とし、それぞれが担当する区域において独り暮らしの高齢者をはじめ、お体の不自由な方、生活にお困りの方、子育て世代など支援を必要とする方の悩み事や心配事の相談に応じ、村や関係機関との繋げ役として幅広い活動を行っております。また、高齢者や障がい者世帯の見守りや安否確認、ミニデイのような小規模地域活動など支援をしており、重要な役割を果たしております。それから児童福祉に関する事項を専門的に担当する主任児童委員は、小中学校や児童福祉関係機関などと連携しながら、担当区域を持つ民生委員、児童委員と一体となって児童福祉活動を行っており、子育ての支援や児童健全育成活動などにも取り組んでいます。課題につきましては、民生委員、児童委員の担い手不足や高齢化でございます。宜野座村において、令和2年6月1日時点の民生委員、児童委員の充足率は100%でございますが、村民生委員、児童委員の平均年齢は64.8歳で、高齢化が課題であると考えています。担い手が少ない背景には、民生委員は地域住民からの相談内容が複雑多岐にわたり、民生委員、児童委員の負担が大きいことが考えられます。これらの課題解決に当たっては、村及び民生委員児童委員協議会など関係機関がそれぞれの立場と役割を認識した上で、活動環境の整備に努めたいと思います。 (3)の村社協への支援についてでございます。宜野座村民生委員児童委員協議会は、近隣町村、金武町、恩納村も含め、他町村も含め、村社会福祉協議会に事務所を置いております。村の支援としましては、令和2年度の一般会計予算より民生委員児童委員協議会へ349万1,000円の補助金を支出しており、活動費や調査研究費として活用されています。また、毎月定例で行われている宜野座村民生委員児童委員協議会へ村担当者が出席し、連携を図っているところでございます。 次に、農業委員会の制度と運営関係についての中の(4)村農業委員会だよりを村広報に掲載してはどうかという御質問でございますけれども、村広報紙の掲載については、紙面の誓約や他の情報に埋もれてしまい目立たない可能性も考えられます。この件については、まずは農業委員会の意向も確認した上で、今後検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 民生委員と児童委員について、これまで村社協は1984年に設立されております。また、民生児童委員の協議会が1971年に設置され、本村の運営が県内においても大変注目された時代がございます。これまで歴代の会長や民生委員、児童委員の地域福祉活動は目立つものであり、特に御存じの平敷前副会長の熱意の指導によるものであり、深く今は感謝するものであります。民生委員、児童委員は社会福祉を推進するため、様々な活動を行い、地域において身近な相談、あるいは支援のボランティアであります。そこで、支援活動で調査、それから相談、生活支援等における実態と内容等、対応について伺いたいと思います。 先ほども村長からありましたように、高齢者の健康を見守りで独り暮らしの高齢者の見守り訪問活動や、生活支援などで住民の意識の変化や個人情報保護法が大変難しくなっておりまして、その辺の対応、あるいは情報の提供。それから大変民生委員は苦慮されていると思っておりますが、それを円滑に行われる状況が生じていると、私はそう思っております。その辺の実態、あるいは問題点などについてどうなっているのか。その辺を示してもらいたいと思います。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 10番 伊芸朝健議員にお答えします。 民生委員、児童委員の皆さんは、その事務局を村社会福祉協議会に置いております。書記のほうも社協のほうで担ってもらっております。行政としましては、社協法人化以来、民生委員協議会を社協のほうに事務局を置き、過去いろいろな活動を、ボランティアを通してやってきてもらったところです。制度の流れとしましては、民生委員の推進につきましては村がやるのですけれども、厚生労働大臣の委嘱なので、県知事を通して委嘱された皆さんであります。村内の福祉の課題については、毎月定例会を開催しております。そこには村の職員も一緒になって情報の共有、また社会調査や相談事、情報の提供、村民からの連絡、通報等も全てそこで吸い上げて、行政や関係機関に提供していくという、この流れで行っているところであります。昨今は個人情報の保護の観点から、そこをどの部分まで出していけるかというのは、やはりこれは守秘義務等も含めて、これは協議会と一緒に相談をしながらやっているところです。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (14時27分) 再開します。               (14時28分) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほど課長のほうからいろいろ課題等もございましたけれども、活動内容ですが調査相談、あるいは生活支援、そして情報提供などの活動を通して住民の実態や、あるいはニーズ等を含めて、日常的にこれは把握されているのか。定例会においては主にどういう問題点が出されているのか、その辺を説明してくれませんか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸議員にお答えします。 まず個人情報の観点から、地域における予防や発見に繋がる情報が得られないというところの課題等もあると思います。それを全員協議会で個人情報を含めて出していくと、そこでどういった支援、援助ができるかということを、いろいろ方法等そういったのを考えるときには問題点もいろいろ出てきます。そのためにいろいろ委員は各機関と連携をしながら、この課題を取り除くために今いろいろやっているところです。地域の繋がりが薄いと言われている時代において、困り事や悩み事を吸い上げる役割がますます重要となっていると考えているところです。その中でも民生委員が役割を十分に果たしていただければ、地域の課題解決にも繋がると思います。家族が抱える問題や災害時などの安否確認、避難誘導といった地域の安心・安全に係る問題とか、今後民生委員の守備範囲も含めて行政も一緒になって考えていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) いろいろ共有するところがあると思いますけれども、各区の福祉行政についての共通課題、あるいは地域のニーズが明らかになっていないところもあろうかと思います。その福祉サービス、あるいは福祉制度の観点から、今課長が説明した内容が、住民にあまり浸透されていないところもございまして、やはり住民サービスから考えますと、住民への説明会、あるいは意見交換会など、そういう計画は福祉課のほうで検討されているのかどうか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸議員にお答えします。 民生委員の活動につきましては、県のほうからチラシやパンフレット等の作成が行われている状況であります。そういった資料を活用して、民生委員の皆さんの活動を村民に幅広くお伝えするような工夫は今後考えていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほど村長のほうからいろいろ民生委員の活動内容、あるいは説明がございました。こちらは民生委員について、高齢者に関することが約35%、あるいは子供に関することが約15%、障がいに関することが約2%、その他が45%とありますけれども、その他というのがどういうものなのか、説明してください。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸議員にお答えします。 その他に含まれる部分につきましては、子供・子育てや母子の問題、健康や医療等の問題、その他いろいろな項目がございまして、その部分を含めて45%というふうになっております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) その他については、その取り組み方についてどのようにやっているのか、ちょっと説明をお願いします。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 民生委員の活動につきましては、地域での課題を、定例会を通していろいろな情報を共有して、そこを社会福祉協議会も含めて解決策を模索する場所となっております。それは行政の職員が入って、一緒になってそういったサービスに繋げる。また法律の範囲内、また補助事業等を通してとかいろいろな方策があると思いますので、それを民生委員を通じて、また地域に広げられるように一緒になって検討しているところです。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 近年にはない新型コロナウイルス感染症の拡大で、この3カ月間ほど民生委員、あるいは児童委員の活動ができなかったと思っております。そこで定例会や、あるいは包括支援センターなどにおいて、どういうことが起きているのか。あるいは情報交換において、どのようなことが新たに出てきたのか、説明してください。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸議員にお答えします。 コロナの問題が発生して、健康福祉課としましても、この対策会議の事務局を担っていたところもありますので、4月、5月の活動については村内全ての地域行事、いろんな部分が中止、延期というふうになってきました。その中で支援としましては、やはり高齢者を見守るところもございましたので、独居の世帯や高齢者夫婦の世帯に対していち早くマスクの配布からまずは始めるという取組をやっています。その後、全世帯へのマスクの配布等も行っておりますけれども、また見守りとしましても、うちの包括の職員がそれぞれ個別にいろいろなケース、高齢者の見守り等も行っております。また5月1日には、村内にあります介護事業所等、各事業所の代表者の皆さんにもお集まりいただき、24時間体制での村民、高齢者の皆さんの見守りはどうしていったらいいのだろうかという意見交換も行っております。また民生委員につきましても、定例会以外でも常時役所のほうで協議を行った場面もあります。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 現状と課題の中で、各区との連携をしながら担い手の確保に努めたいということでありますけれども、その辺、区長会等の連携はこういう話は具体的に詰めているのですか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸議員にお答えします。 まず民生委員、児童委員の皆さんに就任していただくために、令和元年12月1日より新しい任期がスタートして、令和4年11月30日までの3年任期ということで現在就任していただいております。その中でもやはり地域の皆さん、区長初め各区の御推薦、また地域に精通した皆さんということで、そこら辺は十分協議、相談しながら、各区とも連携しながら、また民生委員の制度についても御説明しながら進めているところです。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。
    ◆10番(伊芸朝健) 民生委員と児童委員の取組については大変苦慮されていると思いますが、そこで最近、不登校児のことがいろいろ新聞紙上、マスコミ等から出ていますけれども、家庭サポートにおいて、その支援活動で行政、児童委員、それから社協、学校等、あるいは各区の区長との連携において、この辺の組織体制が十分浸透しているのかどうか。この不登校児の問題について、これは児童委員と関係すると思うのですけれども、その辺はどんなですか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸議員にお答えします。 現在、健康福祉課内には児童相談員として別職員も2人ほど配置しております。その職員の皆さんには、また毎月学校との連携も行ってもらうということで各学校へ出向いて、いろいろ福祉の課題も含めて、また困窮している世帯の子供たちとか、いろいろな状況があります。そういったケースごとに、うちの児童相談員も活用しながら、連携しながら取り組んでいるところです。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 不登校児の生徒は、どういう生徒が不登校児で多いのか。その辺の中身を御存じでしたら。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 伊芸朝健議員へお答えいたします。 不登校児につきましては、現在中学校のほうが多くなっております。先ほど健康福祉課長からもあったように児童相談員との調整、学校との調整で、その対策に取り組んでいるところでございますけれども、今年度からスクールソーシャルワーカーを教育委員会のほうで配置してございますので、スクールソーシャルワーカーを活用して、その対策に取り組んでおります。学校の先生方が、実際にこの不登校の児童生徒のところまで行って、大変負担になりますので、その辺の対策も含めて今回スクールソーシャルワーカーを配置しているところでございます。この不登校は、男女別に特に傾向があるわけではなくて、その辺の細かい分析は今持っていませんけれども、誰にでも起こり得る可能性はあるということは言えると思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 不登校児が、人とのたまり場になっているところがあって、その辺は教育委員会のパトロールの中で調査されたことがあるのかどうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 その状況は、今、手元に細かい資料は持っていませんけれども把握しております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) ひとつ不登校児を、中学生が多いものですから、やはり手がつけられるときに、ちゃんと指導していただきたいと思っております。 それから民生委員、児童委員については、本当にボランティアで大変頑張っていると思っております。それで活動状況について、年間の総活動件数、あるいは相談支援、どういうものがあるのか。先ほどもありましたけれども、ひとつお願いしたいと。それから民生委員1人の月当たりの活動は、相談とか訪問とかいろいろあると思うのですが、大体何件ぐらいあるのか。説明してください。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸議員にお答えします。 まず民生委員の年間の支援の件数ですけれども、在宅福祉、介護保険、健康保険医療、子供・子育ての母子保健、子供の地域生活や学校生活の件、それと生活支援、年金保険、いろいろありまして、生活環境、日常的な支援、その他ということも含めまして259件ございます。児童委員が取り組んだ件数が73件であります。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 補足でお答えします。 民生委員の皆さんにつきましては、今健康福祉課長からありましたけれども、そういった活動とは別に朝の街頭指導だとか、また学校での挨拶運動などにも参加するなど、本当に日々地域の子供たちのために活動していただいております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 最後になりますけれども、いろいろ問題点、課題等がたくさんございますが、その辺を踏まえて今後行政として住民にどのように啓発・啓蒙、あるいは対応していこうと、その辺はどのように考えているのか。最後に説明してください。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 10番 伊芸議員に引き続きお答えします。 沖縄県の民生委員、児童委員制度は、戦後復帰が遅かったということで、県外よりも遅くの発足で、歴史がちょっと浅いところがあります。そのため、米軍統辞下でのその後の制度の導入ということで遅れてしまったので、活動や役割の認知度が低いということが課題としても挙げられております。また、ボランティアの育成等、社会福祉全般については、社協にも子供たちからボランティアの育成とか、小学生、中学生、高校生まで含めて福祉に対する理解度、そういったのを小さい頃から今取り組んでいるところがあります。そういった社会福祉、弱者、高齢者、いろいろ社会の中で困っている皆さんを一緒になって助けていくという、この全体のこういった福祉への理解度を村民の中で広く浸透させていければ、住みよい村づくりにもできるのではないかと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 1番については、これで終わりたいと思います。 農業委員会に関する、村農業委員会だよりを村広報に掲載したらどうかということでございますけれども、現在はこのような農業委員会だよりが発行されております。私は、ある村広報を目にしまして、村広報にこういう農業委員会だよりということで入っているわけです。これは1枚ずつやると、いろんなチラシの中に入ってくるので、あまり住民が見えないところがあるのです。広報にやることによって、今回の5月号には「農業委員及び農地利用最適化推進委員募集」とあるのです。こういう感じのもので、今までの農業委員会だよりをやれば、村民の目を引くのです。こういうふうにばらばらになると、あまり村民の目に届かないところがあって、これはぜひ改善していただきたいということなのですが、村長どんなですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この質問に私がお答えしていいのか分かりませんけれども、農業委員会だよりについては農業委員会で作成されて、広報されている状況でございますので、ただ村広報に入れたら、よく住民が目にするのではないかという話もありますけれども、また一方で、別にすることでのまた意義というか、別組織でやっているというような意義もあるのかということも思います。これまで農業委員会だよりについては、過去から通し番号でずっと継続して発行されている経緯もございますので、そのあたりについては農業委員会のほうでこういった質問が今回議会で出ていますので、そういった農業委員会自体の意向を踏まえて、村としてはそれについてどうするかということはまた検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村長に答弁してもらったのは予算関係もございますので、その辺を含めて一応お願いしたところでございます。 それで農業委員会の局長にお伺いしたいのですけれども、この内容について農業委員会の中で話し合いがあったかどうか。今私が質問したことについて、今後どのような検討をしていこうかと思いますか。その辺、説明してもらえますか。 ○議長(石川幹也) 山内農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(山内慶一) 10番 伊芸朝健議員へお答えいたします。 農業委員会だよりにつきましては、農業委員会の活動を皆様に周知するという、見える化ということで活動のほうを便りとして発行しております。今回、農業委員の改選があったことに関しては公募ということで、広く知らしめるということで広報紙を活用しておりますので、記事の内容によって村の広報を活用するのか、便りを活用するのか、このあたりを会長と相談をしながら、今後検討をさせていただきたいと思います。会長と、この便りについて特に話し合いは行っておりません。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほどから質問しているように、ぜひ村広報に掲載できるように、農業委員会の中でもひとつ検討していただきたいと思います。以上で私の質問は終わります。 ○議長(石川幹也) これで伊芸朝健議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (14時51分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時06分) 順次発言を許します。 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) ただいま議長からの発言の許しが得られましたので、これから一般質問をさせていただきます。まず質問をする前に、今回の議会で一番話題になったのは、何といっても新型コロナウイルスだろうと。見てみたら質問者がたくさんいるものだから、自分なりに村と議会、その動きをちょっと整理してみたのです。そしたら当局では2月4日、新型インフルエンザ対策本部を設置していますけれども、その日、ちょうど沖縄県で初めて感染者の確認がされた日です。これからずっと追って、実は33回、役場内でいろいろな会議をしております。その後、5月8日、その以前からずっといろんな動きがありましたけれども、新型コロナウイルスの感染対策に関する事業としては初めてなのですが、そこで災害対策本部、それから議会での全員協議会が8日に持たれております。それから5月14日、これを受けて臨時議会。その臨時議会の中では専決処分、第1号ですね。それから2号として一般会計の補正(第2号)が行われています。専決処分されたものについては、国からの一律10万円の給付金について、専決処分で5月14日に認めております。それから5月15日、私たちに出した資料を村当局は、このような資料にまとめて出しているわけです。これからしばらくして23日に、村はこの資料を村の各家庭に配布しているわけです。中身につきましても皆さん、私たちは審議しているから説明しないとしまして、村当局が瞬時に対応したという話と、それから14日の臨時議会の中で、議会のほうが予算を同意するに当たって、予算の編成についての、要するに議会の条件をつけております。その中でいろんなことを論議されましたけれども、そのときの村長の特徴になる発言が1つありました。取り組みが遅いのではないかということに対して、村当局としては職員が半数体制になっているということと、それから個人個人でたくさん書かせたら困るので、業者に委託して、システムをつくってきちんとやろうということになったわけです。その後25日、はがきが来まして、早速どんなものなのかと私は申請に行きました。そしたら、その中で特徴的なことが2つ。1つは、身分証明証をきちんと出しなさい。あと1つは、振り込む預金通帳の預金通帳の写しを出しなさいという話がありまして、行ってみたら何のその、1分もかからないでオーケーになりました。「あ、これが村長が言っているシステムを組んでやるという意味だな」と、私は理解したわけであります。そういうことでやってきたのですけれども、6月4日まで各課が対応している、ここに書かれている状況について、申請対象者の数と、それから実際に申請が行われた数をチェックしてみようということで資料をお願いしましたら、全課からこの回答書を頂きました。「なるほどね、相当頑張っているんだね」と、私はそう思いました。これは私一人なのかと思っていたのですけれども、午前中の絵麻議員の発言でスピーディーに処理してもらったという話を聞いて、「あ、これは私の思い違いではないんだな。すばらしいな」と、そう思っています。行政はやりたい仕事と、しなくてはならない仕事のこの2つがあると思うのですけれども、このやらなくてはならない仕事の代表的なものではないかと私は理解しております。そういうことで、今後ともまたこの件については何が起きるか分かりませんから、起きたときに瞬時に対応できるように、今の体制で臨んでいただきたいと。村長を初め職員の皆さん、また商工会、社協等のこの取組については心から感謝するとともに、今後ともそのような姿勢で頑張っていただきたいと、私はそう思っています。では、本題の一般質問をさせていただきます。 海・河川の蘇生(水質改善)についてどのような対策・対応を計画しているかを伺いたいと思います。本村における赤土流出は、昭和30年代に始まったパイン栽培、軍用地での戦車を中心とした演習、本土復帰後に大々的に行われた農地の基盤整備等により発生しました。また養豚、これは以前は家庭外ですけれども、これから少数農家の多頭飼育が始まって、効率的なことをしようと思って水洗いが増えたわけです。それによって海への汚染、汚泥が始まったと。さらに車エビの養殖場からの排水に混じり、流出された汚泥、生活排水、農地における除草剤、防虫剤の農薬の多量使用などにより汚染が進行したと考えています。そこで、このような状況をどこまで認識し、どう原因と課題に対処しているか、課題に対しての今後の対処策について下記のことを伺います。まず(1)赤土流出防止の対処。(2)河川、沿岸に堆積した赤土の除去。(3)砂防ダムの再整備並びに管理について。(4)豚舎から河川に流出した汚泥の除去。(5)車海老養殖場からの河川に流れる排水のチェック。それから車海老の収穫後の汚泥の処理のチェック。(6)沈砂池における残留農薬のチェック。このことについてどのように対処しているか、お伺いします。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは當眞嗣則議員の一般質問にお答えします。 まず赤土流出防止の対処、それから(3)の砂防ダムの再整備並びに管理については関連いたしますので、まとめてお答えいたします。本村における赤土流出防止の対処についてでございますが、ハード面では県営並びに団体営による水質保全対策事業に取り組んでいるところです。同事業につきましては、圃場の勾配修正などに加え、県の支援を受けて沈砂池の試験的な改修等も行うなど、対策を実施しているところでございます。また、以前に整備された沈砂池の機能を改善する取組としましては、従来の沈砂池においては沈砂池に滞留した雨水は自然浸透型、または雨水が多い場合はオーバーフローする構造になっておりましたけれども、ステラシートを通し、常時水を抜く構造に改修するようにしており、赤土流出防止効果が出てきております。今後も継続して既存の施設を整備していきたいと考えております。また、既存の大きな沈砂池等については多額の費用がかかるため、今後とも再整備事業については県と調整を行いながら進めていきたいと考えております。また、施設の管理についてでございますけれども、今後も村土地改良区と連携を図りながら管理に努めていきたいと考えております。また、ソフト面での取組といたしましては、村赤土等流出防止営農対策地域協議会におきまして県の支援を受け、また村単独予算を計上し、心土破砕、グリーンベルト、あぜの設置等事業を実施しておりまして、ソフト面でも徐々に効果が出てきているものと考えているところでございます。今年度も協議会での計画においては、心土破砕機の予算を増額し推進していく計画となっており、引き続き協議会とも連携を図りながら対策を進めていきたいと考えております。現在、試行錯誤をしながら対策をしておりますけれども、集中豪雨時にはいまだ対応できていない状況にあるというのが実情でございます。赤土流出防止対策には、村や協議会だけの取組ではなく、農家の皆様の理解や地域と連携が必要不可欠でございますので、今後もハード、ソフト両面の取組と農家の意識啓発など、粘り強く対策を講じていきたいと思います。村としましては、きれいな海や川の蘇生、そして豊かな農村づくりに向け、村民挙げて取り組んでいきたいと考えておりますので、関係各位の御支援と御協力をよろしくお願いいたします。 次に、河川、沿岸に堆積した赤土等に堆積した赤土等の除去。また、(4)豚舎から流出した汚泥の除去については関連しますので、まとめてお答えいたします。河川や沿岸に堆積した赤土並びに豚舎から河川に流出した汚泥等につきましては、目視で堆積が確認できます。平成29年12月定例会において答弁をさせていただきましたが、河川等の赤土などの堆積状況の調査について、調査費用が多額になるため、現在まだ調査は実施できていない状況でございます。現在補助メニューなども探しつつ、調査内容についても精査を行うこととしております。その内容を踏まえ全体計画の下、除去方法についても検討していきたいと考えております。 (5)の車エビ養殖場から河川に流れた排水のチェックと、車エビ収穫後の汚泥処理のチェックについてお答えします。令和元年度に車エビ養殖場から出る排水の水質調査を行いました。その結果、基準値をクリアしております。今後とも河川への影響がないよう注視していきたいと考えています。汚泥の処理につきましては、前回お答えしましたように水質改善のためEM菌を活用し、また汚泥の処理についても自社敷地内で水分調整を行った後、産業廃棄物として処理しているということでございました。村としましては、昨年砂の入替え時期に現場を確認いたしましたら、汚泥は確認できませんでした。今後とも河川の状況などを確認しつつ、問題が発生しないよう注視していきたいと考えております。 (6)の沈砂池における残留農薬のチェックについてお答えします。農薬の使用並びに販売について、昭和40年代頃に農薬成分に、人体に対する毒性と土壌の残留性の高い農薬があり、社会問題となりました。昭和46年度に農薬取締法が改正され、現在の製品並びに使用方法となっております。また、現在販売されている商品につきましては、農薬を適正な方法で使用した場合には、農薬残留はないと伺っております。本村では農薬の使用方法について、JAにおいては生産部会ごとに、未来ぎのざへ出荷している農家へは、生産者大会などにおいてトレーサビリティーの講習を行っております。現在、多面的機能支払い交付金事業や村単独予算において沈砂池の清掃管理等を行っておりますが、動植物の異変が確認されていないことから、残留農薬の検査を行っておりませんが、沈砂池の管理の際、注視するとともに、今後とも農薬の使用については関係団体と連携して、農家へ指導していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) では最初は赤土対策についての件なのですけれども、実はハードもソフトも相当効果は上げつつあるのだけれども、あと一歩踏み込んでできないかと、私はそう考えているのです。実は私がまだ行政にいるときに、一番の赤土の原因は戦車道だったのです。演習場。だから、そこで山手に2日間分の雨を溜めるような砂防ダムを造ってくれということで泣きついています。これについては沈降速度との兼ね合いがあるものですから、下は泥がいっぱいですから、表面から50センチメートル上のものが流れるようにという設計になって、これは水位によって浮き沈みするような格好の構造になっていたわけです。そういうことで、山手はこの施設と戦車道が全部セメントになったせいで、なかなか軍用地からの赤土というのは以前みたいには出なくなったわけです。そこで問題なのが土地改良なのですけれども、土地改良については当初はいけいけで、国自体、県自体がたくさんの事業を一気にやりたいという発想があって、相当きめ細かなことができなかった。要するに内地での砂防ダムというのは、砂を溜めるための施設なのですけれども、ここは砂とか何とかと言う前に赤水自体がすごく害になる。赤水に含まれるアルミナが相当毒性があって、サンゴが崩壊するという科学的なデータが出たものですから、それを基にしていろいろやりましたけれども、逆に県の担当課長から、宜野座村のことについては格段の配慮をしていろいろやったのに、そんな言葉が出るなんて夢にも思わなかったという話をされたのですけれども、私の目が覚めた理由は、中学、高校時分まで、土日になると親と一緒にブダイを釣るために、船をこいで沖合にいつも出ていたのです。そしたら、そのときの宜野座村のリーフとか裏のほうといいますと大変きれいなところだったのですけれども、昭和52年、行ってびっくり。もうぼろぼろに崩れていて、これでは大変だということで、昭和56年に、この海・川を蘇生させようというのと一緒に、赤土防止計画というのをつくったわけです。そしたらその計画の中で言われたことなのですけれども、この赤土の中のアルミナが実はすごい毒で、サンゴが死んでしまうという話があったわけです。これでは大変だということでいろいろやってきた経緯があります。それから基盤整備自体が、沈砂池を造るとか、いろんな勾配修正をするとかというハードな事業ができたために大分少なくはなりましたけれども、現状でもお分かりのとおり、大雨になるといまだに汚しているという現状で、これをさらにどうするかという話があって、先ほどの山手と同じような砂防ダムというのかな、機能アップをして末端のほうで、海に行く途中でちゃんと整備ができないかと、そう考えているわけですけれども、このことについて農林土木とか、そういうところと調整したことがあるのか。まずそれからお聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 9番 當眞議員にお答えいたします。 先ほど村長からお話がありましたように、いろいろ事業を県と調整しながら沈砂池の改修とか、これを水質保全事業で実施しているところでございます。それで前回の質問のときにも村長のほうから答弁したと思うのですが、県の対策班とかを訪問するごとに、ぜひ宜野座村は今観光をとても推進しているので、赤土が今問題になっているので、そういう事業が取れないか、いろいろ相談しているところであります。今後とも、また村長と一緒に相談していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 私は長いこと土地改良事業に携わってきました。その中で、先ほど村長がおっしゃっていたステラシート、最初はすごくよく効きます。だけどしばらくすると、鉄分が全部付着して水が通らなくなります。だからそこで一番ポイントになるのは、このステラシートの管理も含めて、村はやる気があるのか。そこを再度お聞きします。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 9番 當眞議員にお答えいたします。 當眞議員からいつも指導受けているように、ステラシートの場合はつまりが最初はできるだろうというのは前から伺っております。それで、やはり沖縄県のほうでも試験的にいろいろやっていただいておりまして、その段階でやはり土地改良の沈砂池の管理ができる方法での検討ということで、いろいろ相談しながらやっております。シートの中にまた砂とかも入れていて、その砂も年数がたったら入替えないといけませんので、そのあたりができる体制でのつくり方というのも検討しながら、今進めております。今後ともまた、そのあたりをしっかり勉強しながらやっていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) それからこの砂防ダムの管理と、このサトウキビの再整備についてはできるだけ、一時的にでもたくさん水が溜められるように構造の改善はできないかと、そう思っているのですけれども、そこら辺は調整したことはあるのでしょうか。以前、私はそのことを県にはうんと言っています。だから職員がぼんぼん替わっていっているものですから、そこら辺の認識が分からないものですから聞いていますので、どう調整したか、お聞きします。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 9番 當眞議員にお答えします。 先ほどもお答えしましたが、やはり担当とは随時お話しながら、また対策官のほうにも、元土地改良関係を担当したことがある対策官でしたので、いろいろ相談しました。やはり今、沖縄県における土地改良法に基づく沈砂池の大きさというのが国の法律で決まっているということで、すぐには拡大することはできないという、そのときは回答を頂いたのですが、今議員がおっしゃったように、やはり沈砂池が大きければ大きいほど赤土対策はできると考えております。このあたりは、やはりほかのメニューがないかも今後また再度相談しながら、やはり沈砂池が大きいというのが一番の効果だと思いますので、このあたりは粘り強くまた調整していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。赤土対策の件につきましては、以前に議員からもございましたけれども、本村をモデル地域に指定した上で赤土対策を推進できないかというようなこともありましたので、そういったことも含めて県の農林水産部のほうにも相談に行った経緯もございます。また近年、先日もそうなのですけれども、雨の振り方がかなり集中的に降るというような状況がありまして、一気に水が増水するような状況がございます。ですから、過去のいろいろな事例を基に沈砂池の構造も設計されているようですけれども、そういったことも今の時代に合わせたものに変更できないかというようなことについては、私は現在、県の土地改良事業団体連合会の理事もしていますので、その理事会と、また沖縄総合事務局の農林水産関係の幹部の皆さんなどとの意見交換などの場もございますので、沖縄の特殊事情としてこういう問題もありますということは伝えた上で、どうにか赤土対策ができないかというようなことを相談してきた経緯もございます。まだそのあたり、法改正とか沖縄の事情に合わせたものにはなっていないのですけれども、そのあたりもまた引き続き関係機関に要請なども行いながら対応したいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 実は土壌について、日本国内の中では「しらす土壌」というのがあって、このしらす土壌というのはすごい崩壊しやすいのです。それと同じような土が、今漢那のところとか、前山とか、松田の一部にもあるのです。こういうものについては特殊土壌扱いを土地利用対策課はやっていたわけです。 それとあと一つ、基準雨量というのが、20年で一番大きな雨量の基準というのが、土地改良をしたときには1時間で72ミリなのです。この間の資料を見てみたら123ミリとか何とかというのが降っているわけですから、これに充てた基準の見直しというのがなされるべきではないかと思っていますので、村長ぜひ国とも、また国会議員ともいろいろと連携を取って、この件について取組をしていただきたいと思いますけれども、村長に再度お聞きします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 今議員がおっしゃるとおり、今の雨の降り方は尋常ではない状況がございますので、それに合わせた現実的な対応というのも、やはり関係機関だけではなくて、また政治家の皆さんにもお願いをしながら、改善できるように取り組んでいきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) この件につきましては観光はもちろんですけれども、もっと観光の基になります海というのが、この赤土を防止することによって機能性が大分また回復してくるのではないかと思いますので、これは要望として、そこら辺を十分国、県に伝わるように政治活動をしていただきたいと思います。砂防ダムについては終わるとしまして。 ただあと一つ、沖縄県の伝統的なことを今の人はみんな忘れているのです。昔は畑の側に必ずあぜがあって、あぜの側には溝があって、大きな雨が降っても一時的には湛水しよったわけです。実はダムを担当しているときの情報なのですけれども、日本の水田の持っている水のこの容量というのは、ダム全体の13倍にも当たるという話をしていたのです。それと赤土防止計画の中で一番ポイントになっているのは、水は動かさなければ沈降するのが早いけれども、一旦動かしていったらブラウン運動というのですか、なかなか沈まない。運動能力を持つような水になってしまうものだから、そういうことも含めて今後は考えるべきではないかと思っていますので、そこら辺についてはぜひ今後検討していただきたいと思います。 それから宜野座村をずっと見てみますと、以前は海・川を蘇生させようというのは、仲程村長の大きな政治の課題だったわけですよね。施策の中心にあったわけです。その中で養豚場からのし尿の流れ、生活雑排の流れというのがありましたけれども、今、家畜の尿処理法との兼ね合いがあって、海に直接、畑にも直接は畜舎から流せない。一回処理をしないと駄目ですという話になって堆肥工場を造ったわけですね。そのおかげで、ちゃんと菌の処理をして使えるような水肥ができるし、堆肥は堆肥できちんとできていて、そういう面で見たら、沖縄でも最先端の位置にあると私は思っています。だからそういうことも含めて、ぜひやっていただきたい。 あと一つ、今、集落排水も加入率からしてみたら、日本でも例を見ない加入率ではないかと思っていますので、それの管理さえきちんとできたら、相当いいものになると。特に最近テレビなんかでも盛んに話題になっていますけれども、東京都の排水の下が相当きれいになって、魚が復活したという話がありますけれども、これにも負けにないぐらいのすごい環境がつくれるのではないかと思っていますので、よろしくお願いします。 あと一つは、車エビの養殖場。宜野座ではもう稼ぎ頭ナンバー3ぐらいに入る、ひょっとしたら1かもしれないエビの養殖場ですけれども、今まで雨が降るたびに、赤土だけかと思ったら、今日も写真を撮ってもらったのです。赤くはしていないですよね。黒くしているのです。だからそれをどうするかという話は、私は必要ないですよだったら、本当はこのエビの養殖場はすぐ側から海水を取ればいいですよ。自分たちはこっちから取らないで、ずっと漁港のところから引っ張っているわけです。そういうことからしてみて、ちょっと無責任だと私は思っています。だからそれを改良するために、この汚泥を出さない方法というのはいろいろあると思います。さきほどのEM処理から始まって、下に堆積した汚泥というのは、考えてみたらすごい資源なのです。肥沃なのです。堆肥と一緒に混ぜてつくれば培養土になるようなすごいものですから、乾かして取ったものを回収して、堆肥工場と連携して土作りしたら、宜野座村の畑というのはすごい肥沃になるのではないかとそう思っているのですけれども、そこら辺の認識をちょっと、課長から聞こうかな。お願いします。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 9番 當眞議員にお答えいたします。 やはり先ほど村長からも答弁がありましたように、やはり宜野座大川をしっかりやるためにも、いろいろ確認をしながら進めていきたいと、まずは考えております。その中で昨年質問がありまして、その後、入替え時期が大体6月から7月ぐらいにエビの入替えをするのですが、それを見たときに確認した中では、汚泥らしきものがたくさん出ているということがなかったのですが、先ほどの答弁と一緒で今年も再度担当と一緒に確認しながらやっていきたいと思います。もしその中で、先ほどお話がありましたように汚泥が取れているというのがあって、先ほどの答弁でもし出た場合は産業廃棄物処理をしていますというのをお聞きしたので、もしこのあたりが実際出るようでしたら、先ほど言った堆肥に活用できるか、そこら辺は前向きに検討したいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 先ほど村長の答弁の中で、ここの調査については多額の金が必要なので、なかなかできないという話がありましたけれども、実は議員研修のときに県の企画の課長に聞いたことがあるのです。皆さんが使っている一括交付金とかそういうものを、これで使えないか。市町村枠で考えたら、宜野座村は下から2番か3番ぐらいだから、県枠を使わせてもらえませんか。そうしたら、きっと沖縄県全体のモデルになりますよという話をしたら、これについてすごく乗り気だったのです。だけどその後、こういうことについて担当課は、企画部と意見交換をしたことがあるのか。そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 県の企画部とこういった話は実際まだ行っておりませんが、環境部の部長のほうに、東村の慶佐次川のほうが、そういった河川の堆積の問題が出ていまして、そのモデル事業を導入しておりましたので、宜野座村のほうでもそういった事業を導入できますかというような話はしたことがあります。ただ、その後なかなか踏み込んで事業の調整という段階まではいっていないのですけれども、今後そのあたりも視野に入れながら考えていきたいと思います。 ただ、宜野座福地川に関しましては今普通河川でありますので、そのあたりが県の事業となると2級河川というところの管理の問題などもあって、果たして適用されるのかどうかというのはちょっと気にはなるのですけれども、漢那福地川においても河口閉塞などの問題もございますので、同様な事例でありますから、このことについても併せた上で、また県の環境部署とも情報交換をしたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) もう昔々の話になりますけれども、実は北部モデル定住圏事業というのがありまして、北部の企画担当者が集まって、月に一遍各市町村を回っていろいろな課題を探して、どのような事業を上げたらいいかという話がありまして、潟原の汚れと、今言う河川の汚れをどうにか対処できないかということで、いろいろ県に出したことがあります。あのときは事業化できなかったのですけれども、沖縄県が観光をリーディング産業にしている。それから今の水産、要するに沿岸が、考え方によっては陸にも勝るぐらいの、すごい資源がいっぱいということになっています。実は、この水産振興計画をつくったときに、深さが10メートル以内は光が届くから肥沃地ですという話があったわけです。地形的に見たら、宜野座村はリーフから陸までの距離が相当あるわけです。養殖をしても、あるいはまた魚からしてみても住みやすい環境にありますという話と、それからこの海と川とはすごく関係があって、海洋学科の西島先生と一緒に漢那ダムを造ったときに全部調査をしたことがあります。そのときに、こんなにも海と川とは連携していたのかというぐらいの認識をさせられたのがあります。この県についてはいろんな報告書の中にもありますから、ぜひ見ていただければ分かると思いますけれども、大学も絡めて一緒に、一括交付金を使って、県の事業費を入れたら、一気にはできないかもしれないけれども確実にすばらしい河川に変わると。私たちが中学時分のことを話しますと、もう何度も話していることなのですけれども、ずっと昔はジュゴンも入った。ここにはコウイカも入った。コウイカの場合は、私たちが高校生のときまでずっといました。だからそういうことも踏まえて考えたら、この河川の再生というのは観光、水産業、それから陸ではウニの殻がすごい有機質になって、微粒子になって、畑に返すことによって糖度も上がったし、反収も上がったという過去もありますから、総合的な見地から大学との連携というのですか、産官学の連携をして、きちんとできたらきっとすばらしい場所になるのではないかと。沖縄的なモデルになるのではないかと思っているのですけれども、そこら辺を村長はどうお考えか、お願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 議員がおっしゃるとおり、やはり海を活用して自然の恵みの中で地域の産業が循環していくというのはすばらしいことだと思います。そういう中で、今河川の土砂の堆積の除去などの課題もありますけれども、やはりまずは今農地の発生源をいかに食い止めるかというところがまず最初だろうということで、現在でも取り組んできている経緯がございます。今、各種いろんな事業を展開している中で、やはり事業の優先順位から行くと、まずは勾配修正だとか、そういった沈砂池の改修というところを、上流側の、陸地側の課題をどうにかクリアしながら、次の段階にまた行けるような流れで、次は河川と、海というような流れで、また自然の蘇生に向けて取り組んでいければと思っています。私のほうも河川の近自然工法だとか、そういったものについては1期目から公約に掲げていたのですけれども、まだ実現できていませんし、そういう意味では課題として自分で認識しております。ただ現状として、やはり限られた予算の中で事業を仕組んでいるわけですので、そのあたりについても大きな課題として認識しておりますので、まずは農地の赤土流出を食い止める。ハード、ソフトで取り組んで、そういうところから次の段階にまた進んでいけるように、関係部署と含めて調査なども並行してできればと思っておりますので、そのあたりは御理解いただければと思っております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 今から後は希望を申し上げて終わりたいと思いますけれども、実は赤土流出防止対策営農推進地域協議会というのがあるのですけれども、私はそこの会長をしているのです。自分が海を汚したという意識がずっとあるものですから、それを私が、この議員時分のうちに一つの方向をつくってみようということで、しつこくこの質問をしております。先ほど金の話もありますけれども、金は出しどころが変われば、幾らでももらえるのではないかと。その一番のものが、今の一括交付金の中の県枠。これは県全体の大きな課題になっていますので、そこで宜野座村をモデルにしてやっていけば可能ではないのかと。学者から、産業界から、地域の農家まで含めて、漁民も全部含めて取り組んでいけば、きっとすばらしいことが起きるのではないかと期待しております。村長の再度の決意表明を聞いて終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 県の予算も活用してということで、我々もそういった補助事業だとか一括交付金を活用してということで、いろいろ取り組ませていただいておりますけれども、御承知のとおり今沖縄県の一括交付金自体は年々減額されている傾向にありまして、そういう状況の中で県枠というのは、市町村に配慮する中で県の枠も小さくなっています。また一括交付金自体、創設された当初は3,000億円程度の予算でありましたけれども、それについても沖縄県は実際その分を使い切れなくて、本来は直接国からもらえる事業もそれに入れ込んでしまって、沖縄県だけは特別に一括交付金の中に国から直接受けられる事業も組み込まれている状況がございます。近年、全国的には土地改良事業などについては予算が増えている状況にあるのですけれども、沖縄県の土地改良事業については予算がどんどん削られているような状況がございまして、そういう厳しい状況にあるということは御理解いただきたいと思いますし、今年度の予定していた事業の中で一つ、集落排水のクリーンセンターの適正化事業を予定しておりました。ただ農林水産部の予算の中で、本村は今土地改良事業、また水質保全事業などをやっているということから、集落排水事業は同じ農林水産部の事業ですので、その枠の中から宜野座村は今回事業が多いので、ちょっとこれは外してくれということで外された経緯も実際はあるのです。ですから、県の事業も現在なかなか活用できないような状況があるというのもまた現実でございますので、そういった中でもどうにか予算が獲得できるように、また日頃から関係者と連携を取りながら、今後も本村の課題解決のために取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 村長の決意を聞いて、大変期待しています。ぜひ頑張ってこの問題に対処していただければ、きっと全国どこからでも来てみたい地域になるのではないかと期待していますので、頑張ってください。以上をもちまして私の一般質問を終わります。 ○議長(石川幹也) これで當眞嗣則議員の一般質問は終わりました。 これで、本日の一般質問は終わります。 以上で、本日の日程は終了しました。 本日は、これで散会します。        (15時50分)...